Haiku R1 Beta 1 を仮想マシンにインストール

Haiku R1 Beta 1 を仮想マシンにインストール
VMWare上で動作するHaiku R1 Beta 1

はじめに

Haiku R1 Beta 1が,プロジェクト開始から17年が経過した2018年になって,ようやくリリースされました.なお,Haikuについては,前回の記事を参照してください.

この記事では,Haikuに触れてみることを目的として,Haikuを仮想マシンにインストールしMozcによる日本語入力が可能になるところまでを扱います.

Haikuのインストール

今回は,VMWare Workstation Player (旧VMWare Player)を用いて仮想マシンを作成し,そこにHaikuをインストールします.Windows 7にインストールする手順となりますが,どのプラットフォームでどの仮想化ソフトを使用しても同じようにしてインストールできるはずです.

VMWare Workstation Playerのインストール

VMWare Workstation Playerは,個人利用なら無料で使用できる仮想化ソフトです.

まず,以下のページにアクセスします.

VMware Workstation Player の試用

Windows用とLinux用があるので,どちらかのリンクからダウンロードします.

VMWare Workstation Player
ページ下部にリンクがあります

ダウンロードしたら,ファイルを実行します.他のソフトと同じように「次へ」をクリックしていけばよいのですが,以下の画面では個人利用を選択しましょう.

個人利用を選択します

インストールが成功したら,起動後以下の画面になるはずです.

VMWare Workstation Playerのメイン画面

次は,Haikuのイメージを入手しましょう.

Haikuの入手

以下のリンク先でHaikuのイメージをダウンロードすることができます.

Get Haiku! | Haiku Project

64-bitバージョンのanybootイメージをダウンロードします.

適当なサーバーを選びます

ダウンロードしたzipファイルを展開すると,イメージファイル(.iso)を得ることができます.インストールが終わったらいらなくなるので,デスクトップなどの適当な場所に置いておきます.

仮想マシンをセットアップ

仮想マシンをセットアップしましょう.

メイン画面から,「新規仮想マシンの作成(N)」を選びます.すると以下の画面になるので,「インストーラ ディスク イメージ ファイル」を選び,先程のイメージファイル(.iso)を指定しましょう.

「参照」をクリックする

次へ進むと,以下の画面になります.「ゲストOS」は「その他」,「バージョン」は「他の64ビット」を選択します.

HaikuのようなマイナーOSは選択肢にありません…

次へ進むと,仮想マシンの名前と場所を指定できます.今回は,名前を”Haiku R1 Beta1″としました.場所はそのままでも構いません.

他のOSをインストールしても区別の付く名前にします

次へ進むと,仮想マシンのディスクサイズを指定できます.今回は触ってみることを目的としたので,8GBとしました.ディスクに余裕がある場合は,16GBぐらいでもよいでしょう.また,「仮想ディスクを複数のファイルに分割」を選択します.ディスクサイズが小さいので,こちらのほうが使い勝手がよいです.

8GBでもインストールできます

次へ進むと,”ハードウェアをカスタマイズ”というボタンが現れるので,クリックします.

このままの設定では,メモリが256MBになってしまいます

ハードウェア設定画面が表示されるので,メモリを1GBぐらいにしておきましょう.余裕がある場合はもっと増やしてもいいですが,Haikuは軽いので1GBでもサクサク動きます.今回は,CPUを2コアとしました.

変更は後からでも可能です

ハードウェア設定が終わったら,”閉じる”を押します.すると,以下のような画面になるはずです.

vm_setup_finished
他のOSがある場合は,リストとして表示されます

仮想マシンのセットアップが終わりました!

仮想マシンにHaikuをインストール

それでは,Haikuを仮想マシンにインストールしていきます.

まず,”仮想マシンの再生”をクリックします.Haikuのイメージが立ち上がるはずです.

haiku_image_boot
昔ながらのアイコンパレード

“Welcome to Haiku!”の画面に来たら,日本語を選択してインストーラを実行します.

日本語が少しあれですが…

次へ進んだら,パーティションを設定します.まだ図のようにインストール先を選択できないと思うので,左下の”パーティションを設定”をクリックします.

“DriveSetup”が起動するので,リストにある”VMWare Virtual IDE Hard Drive”を右クリックし,”フォーマット”->”Be File System…”を選択してフォーマットを行います.

Be File Systemは,BeOSと同じファイルシステムです

フォーマットが完了したら,元の画面に戻ってインストール先を指定します.終わったら,”再起動”をクリックします.

再起動が完了すると,Haikuが立ち上がるはずです.これでインストールが完了しました!

特徴的なデスクトップ

日本語入力を可能にする.

Haikuは,デフォルトで日本語表示ができますが,日本語入力をするにはIMが必要です.以前はCannaIMしかありませんでしたが,現在ではAnthy for HaikuやMozc for Haikuが選択できます.ここではMozcをインストールしていきます.

その前に,まずは画面サイズを適切なものに変更しましょう.右上のHaiku leafのアイコンをクリックして,”Preferences”->”Screen”を起動します.適当なサイズを選択しましょう.

Mozcをインストールするには,パッケージ管理システムであるHaikuDepotを用いるのが最も簡単です.

“Applications”->”HaikuDepot”を起動します.

“おすすめパッケージのみ表示”のチェックは外します

検索バーに”mozc”と入力し,Mozcをインストールします.

なんて簡単なのでしょう!

Mozcのインストールが完了しました.右上のアイコンで確認できます.

以下のように日本語入力ができるようになるはずです.

Mozcの設定を変更するには,以下のようにMozcパネルのツールボタンをクリックして”Mozc設定”をクリックします.

Mozcの設定画面では,GNU/Linux版と同じように句読点の設定などが可能です.

以上で日本語入力の準備が整いました!

まとめ

Haikuの環境整備は,近年のGNU/Linuxに比べても遜色ないくらい簡単であることが感じられるでしょう.
Haikuでは,プリインストールされたアプリケーションの他,Haiku Depotを使ってより多くのアプリケーションと出会うことができます.