Raspberry Pi 3をWPA2-Enterpriseの無線LANに接続する方法

Raspberry Pi 3をWPA2-Enterpriseの無線LANに接続する方法
By Onepiece84 [CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.en)], via Wikimedia Commons

はじめに

大学などでは,接続にIDとパスワードを必要とする無線LANが採用されていることが多いです.それらの多くはWPA2-Enterpriseを用いています.

Raspberry Piを接続する際には少し面倒な作業が必要で,いつも忘れてしまうのでここに記しておきます.

環境

Board: Raspberry Pi 3 model B
OS: Raspbian Stretch

接続の手順

まずは設定ファイルを編集します.編集するファイルは,/etc/network/interfaces と /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf の2つです.

/etc/network/interfacesの編集

インストール直後はGNU Emacsが使えないので,今回はGNU nanoを使いました.
好きなエディタで編集します.

$ sudo nano /etc/network/interfaces

編集後の内容は以下のようになります.wlan1も一応記述してあります.

# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8)

# Please note that this file is written to be used with dhcpcd
# For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf'

# Include files from /etc/network/interfaces.d:
source-directory /etc/network/interfaces.d

auto lo
iface lo inet loopback

iface eth0 inet dhcp

allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

iface default inet dhcp

allow-hotplug wlan1
iface wlan1 inet manual
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.confの編集

好きなエディタで編集します.

$ sudo nano /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

編集後の内容は以下のようになります.


ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid=""
scan_ssid=1
key_mgmt=WPA-EAP
identity=""
psk=""
}

ここで,<SSID>には無線LANのSSIDを,<USER>にはユーザIDを,<PASSPHRASE>にはパスワードを記述します.
パスワードを直に記述したくない場合は,以下のコマンドを実行することで暗号化された文字列を得ることができます.暗号化された文字列は,同様にして<PASSPHRASE>に記述します.

$ wpa_passphrase <SSID>

ネットワークインターフェースを有効化する

ネットワークインターフェースを一度無効化してから,再度有効化します.
ネットワークインターフェースをwlan0とした場合,以下のようにしてifdown/ifupを実行します.

$ sudo ifdown wlan0
$ sudo ifup wlan0

接続を確認する

インターネットに接続されたことを確認します.

ifconfigを使うと,ネットワークインターフェースの情報を得ることができます.

$ ifconfig wlan0

また,pingを使うと,サーバーへの接続チェックを行うことができます.
Google Public DNSのIPアドレスである”8.8.8.8″がとても覚えやすいので便利です.

$ ping 8.8.8.8

8.8.8.8へのpingが成功すれば,とりあえずインターネットへの接続はできています.

次に,pingに渡すアドレスを適当なURLに変えます.

$ ping www.bit-plus.work

これが成功すれば,インターネットへの接続はバッチリです.
もし失敗したならば,DNSがうまく働いていないか,学内/社内プロキシの設定が済んでいないことが多いです.