STM32の開発環境をmacOS Mojaveに構築する

STM32の開発環境をmacOS Mojaveに構築する
Nucleo F411RE

はじめに

これまでNucleo F303K8F303REなどをARM Mbedとして使っていたのですが,MbedはRTOSのMbed OS 5に移行中で,UARTのバグが放置されているなどの問題が起きています.

しかしながら,Nucleo評価ボードは格安で手に入るため,活用していきたいところです.そこでSystem Workbench for STM32 (SW4STM32)とSTM32CubeMXを使った開発環境を構築します.

SW4STM32

まず,SW4STM32をインストールします.SW4STM32は,OpenSTM32 Communityで開発された,EclipseベースのIDEです.

OpenSTM32 Community Site

はじめに,上記のOpenSTM32.orgにアクセスして,右上の”Register”から登録を行います.ここで,住所やZip code (郵便番号),電話番号なども必須入力となっています.しかし,Safariには”Not Secure”の文字が表示されていて,SSLで保護もされていないようですから,とりあえず皇居の住所を入れることにしました.皇居や国会議事堂などの住所は,このような時に使えるので覚えておくと良いです.

次に,SW4STM32を入手します.以下のページから,v2.8をダウンロードしました.420MBほどありますが,サーバーが遅いため少し時間がかかります.

SW4STM32 installer

Get SW4STM32 installer
SW4STM32のダウンロード

ダウンロードが完了したら,端末から実行します.


$ chmod +x install_sw4stm32_macos_64bits-v2.8.run
$ ./install_sw4stm32_macos_64bits-v2.8.run

以下の画面になるので,規約をAcceptして次へ進みます.

SW4STM32 installer(1)
インストーラの画面

以下の画面まで進んだら,インストールを開始します.”STLinkServer”は複数のアプリケーションからST-Linkのデバッガを使用するのに必要なのでチェックを入れたままにしておきます.

SW4STM32 installer(2)
インストーラの確認画面

以下の画面になったまま止まっていたので,時間がかかるのかと思って待っていましたが,端末の方にパスワードを入力する必要がありました.

この画面のまま止まっていた
よく見ると端末でパスワード入力を求められていた

以下の画面になったら,”Done”で終了です.

“Generate…”は無視する

STM32CubeMX

STM32CubeMXは,STM32を製造するSTによって開発されたソフトウェアです.入出力ピンの設定をグラフィカルに行い,ソースコードの雛形を生成します.

インストーラの入手にはmySTのアカウントが必要です.

以下のページからインストーラ(v5.0.1)をダウンロードしました.

https://my.st.com/content/my_st_com/en/products/development-tools/software-development-tools/stm32-software-development-tools/stm32-configurators-and-code-generators/stm32cubemx.license=1551091033429.product=STM32CubeMX.version=5.0.1.html

Get STM32CubeMX
STM32CubeMXの入手

ダウンロードしたら,en/SetupSTM32CubeMX-5.0.1.appのパッケージの中身を表示します.

パッケージの中身を表示する

その後,Contents/MacOs/SetupSTM32CubeMX-5_0_1_macosを実行します.

ダブルクリックで実行

もし以下のように表示されたら,JDKが必要なので別途インストールします.

Java SE Downloads

”Accept License Agreement”をクリックしてからダウンロード

もう一度実行すると,以下の画面になります.

CubeMXのインストール画面

SW4STM32の時と同じように進んでいくと,インストールが終わります.